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医療は医学を基に成り立っている。医師が学ぶべき医学として解剖学、生理学・・・、内科、外科、小児科・・・などが挙げられ、医学部のカリキュラムが構築された。その後の学問の進歩につれて、個々の学問の量が膨大になった。これをそのまま医学生に教育するのは、人材を育てる意味で有害の面が目立つようになり、医学部で教えるべき範囲の再考が求められた。また共用試験の開始に当たり、その出題範囲の制定も必要になった。このような状況下で、日本の医学生が最小限学ぶべき内容が示された。これは、医学教育モデル・コア・カリキュラムと呼ばれている(単にコアカリキュラム、コアカリとも)。内容は○○学のように記載されず、統合カリキュラムの形で書かれている。各医学部はコア・カリキュラムの分を教えると共に、独自の特色ある教育を工夫するように求められている。平成13年3月に策定され、平成19年12月に部分改訂、平成23年3月に再改訂された。