医師国家試験(筆答試験)の不合格率

 

医師と薬剤師の国家試験の筆答問題を作成するのは「医師及び薬剤師試験問題のための機関」

IMPP

Institut für medizinische und pharmazeutische Prüfungsfragen

である。

この機関のホームページには、下記に紹介するように最近の筆答試験の合格率が大学別に詳しく掲載されている(一部欠如)。医師試験別に見た平均の不合格率は以下の通りである。

 

医師前期試験

医師試験・第1

医師試験・第2

1997年秋

20.8%

 

5.2%

1998年春

20.4%

12.1%

5.0%

1998年秋

22.2%

11.1%

7.7%

1999年春

 

 

 

1999年秋

21.1%

 

 

 

発表されているデータには、受験生全員の正解率と大学別の正解率が示されている。

出題のしかた、合否判定の方法などは免許規則に詳しく述べられている。

 

参考までに1999年秋の医師前期試験における不合格率を大学別に示すと次の通りである(ホームページには大学名が記載されているが、ここでは省略)。

30.3  18.9  13.3  25.0  19.4  12.1  31.9  22.4  19.3  32.6  8.0  30.2  24.2  14.4  17.7  28.6  17.7  15.1  25.2  20.9  6.6  24.1  22.9  17.4  6.6  23.4  20.1  24.0  13.6  19.5  14.2  13.9  24.4  27.6  23.1 

受験者数=7,277人、不合格者数=1,536人(21.1%)、

採点対象問題数=315問、合格最低正解数=160問。

 

なお、合格最低正解数は、医師前期試験では50%に近いが、医師試験第1部や第2部では60%か、それを少し下回るような印象を受ける。