SGB V § 103 Zulassungsbeschränkungen
社会福祉法V §103 開業認可制限
(1)
医師及び疾病金庫の州委員会は過剰給付の有無を確認する。もし過剰が存在すれば、州委員会は開業認可規則の規定により、また共同連邦委員会の指針を考慮して開業認可制限を命じなければならない。
(2) 開業認可制限には場所による仕切りがある。それは一つまたは多数の計画地域を包括する。それは疾病金庫の特殊性を適切に考慮し、関連する医師グループに命じられる。
(3) 開業認可制限は、過剰給付の条件がなくなれば終了する。
(4) 1開業認可制限が命じられている計画地域における契約医の開業認可が、年齢制限に到達、死亡、放棄または権利の停止によって終了し、また診療所が後継者によって継続されなければならない時には、保険医協会は契約医またはその診療所の処分権を有する相続人の申請により、この契約医の場所の官庁の告示を行う広報紙に遅滞なく告示し、詳細な応募のリストを作成しなければならない。開業認可委員会ならびに契約医またはその相続人には、詳細な応募リストを提供しなければならない。いままでの契約医の後継者として告示された診療所を継続することを望む多数の応募者の中から、開業認可委員会は後継者を義務づけられた裁量により選択しなければならない。応募者の選択のさいには、職業上の適性、免許取得年齢と医師業務の期間を考慮しなければならないが、さらに応募者が配偶者、子供、それまでの契約医に雇われていた医師またはその診療所でそれまで共同で診療してきた契約医であるかどうかも考慮される。2006年1月1日より告示された家庭医のポジションに対しては一般医【家庭医】を優先的に考慮する。告示された契約医またはその相続人の経済的利益は、売買価格として診療所の市場価値の額を超えない範囲でのみ考慮される。
(4a) 1契約医がある医療給付センターで従事しようとして、開業認可制限を命じられている計画地域でその開業認可を放棄したときは、開業認可委員会はその職を承認しなければならない;(4)による診療所の継続の方は不可能となる。2(4) 1文による開業認可が終了して契約医業務が診療所後継者によって継続される場合に、医療給付センターがその契約医ポジションを引き取り、被雇用の医師によって施設内で契約医業務を継続するという形式によて診療所を継続することもできる。3(4)及び(5)は準用される。4開業認可制限の命じられている計画地域に存在する医療給付センターで最低5年間従事すると、その医師は開業認可制限に関わりなく申請することによってこの計画地域内で開業認可が取得できる;これは5文のNachbesetzung後任補充として勤務する医師または2007年1月1日から医療給付センターで従事する医師には適用されない。5開業認可制限が命じられていても、医療給付センターが医師ポジションのNachbesetzung後任補充をすることは可能である。
【訳者推測:医療給付センターに開業認可の許可を受けずに、前任の開業認可を持っている契約医の後任者として入り込み、5年後に開業認可の審査を受けずに開業しようとしても、それはできない、ということを意味するのだろうか】
【訳者注:
医療給付センターMedizinisches
Versorgungszentrum(訳者のつけた訳語)の定義
1. Definition [bearbeiten]
医療給付センターは、ドイツで契約医給付のために許可された各専門科を包括した医師の指導の下での診療施設であって、医師登録された医師が所有者(契約医)または雇われる形で従事することができる。(訳者:一種の共同診療所)】
(4b) 契約医の下で§95(9)1文による被雇用の医師として従事するために、契約医が開業認可制限が命じられている計画地域において開業認可を放棄したときは、開業認可委員会はその職を承認しなければならない;(4)による診療所の継続は不可能となる。開業認可制限が命じられていても、§95(9)1文によって雇われた医師の地位の後任補充は可能である。
SGB V § 95 Teilnahme an der vertragsärztlichen Versorgung
社会福祉法V §95 契約医給付への参加
(9) Der Vertragsarzt kann mit Genehmigung
des Zulassungsausschusses Ärzte, die in
das Arztregister
eingetragen sind, anstellen, sofern
für die Arztgruppe,
der der anzustellende Arzt
angehört, keine Zulassungsbeschränkungen angeordnet sind.
契約医は、雇用しようとする医師の属する医師グループが開業認可制限を命じられていなければ、開業認可委員会の認可によって医師登録されている医師を雇用することができる。
(5)
保険医協会(医師登録部署)は総ての計画地域に対して待機リストを作成する。待機リストの中に、契約医ポジションに応募し医師登録をしている医師を申請により収録する。(4)による契約医ポジションの継承に対する応募者の選択の場合、待機リストに記入した期間を考慮する。
(6)
診療所を単独で、または複数の契約医で共同で運営してきた契約医の開業認可が終了したときには(4)及び(5)が準用される。診療所に残る医師の利益は応募者選択の場合に適切に考慮される。
(7)
開業認可制限の命じられている計画地域においては、病院開設者はBelegarztvertägen院外医師契約の締結の申出を告示しなければならない。院外医師契約が計画地域内で開業している契約医と結ぶことにならなければ、病院開設者はそれまで計画地域で開業していない適任の医師と院外医師契約を締結することができる。院外医師は院外医師としての業務期間は制限された開業認可を受ける;その制限は、(3)による開業認可制限が解除された場合、そして遅くとも10年経過後には撤回される。
【訳者注:Belegarzt院外医師は開業しながら、自分の患者を契約した病院に入院させ、院内でも病院の施設や人員を使用して自ら診療できる医師。米国の開業医と契約病院の関係に類似するといえるかもしれない。】
(8) (1)から(7)は歯科医師には適用されない。