論文紹介

内科クラークシップでの医学生の電子カルテ利用

Mintz M, Narvarte HJ, O’Brien KE, Papp KK, Thomas M, Durning SJ.
Use of electronic medical records by physicians and students in academic internal medicine settings.
Acad Med. 2009 Dec;84(12):1698-704.
電子カルテの利用は、医療上の安全性や質の向上に役立っており、利用率は増加している。2006年に米国およびカナダの教育病院を対象として、内科クラークシップでの医学生の電子カルテ利用について調査した。回答が得られたうち、58%の施設が電子カルテを導入しており、そのうち約半数の病院では学生の電子カルテ利用を禁じており、一方で半数は電子カルテ入力を許可していた。電子カルテ導入している施設の約半数が学生の電子カルテ利用について規約を設けていたが、その規約は多様であった。

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医学生に対するmini CEX評価

Ney EM, Shea JA, Kogan JR.
Predictive validity of the mini-clinical evaluation exercise (mCEX): Do medical students’ mCEX ratings correlate with further clinical exam performance?
Acad Med. 2009 Oct;84(10) suppl S17-S20
内科クラークシップの医学生の臨床技能評価として、mini CEXと模擬患者を用いた方法を比較した。両者の成績に相関は認められず、mini CEXはフィードバックとしての学習効果があっても、短期間のクラークシップの技能評価としては適切ではないと考えられた。

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講義の聴講の仕方 -ライブvsビデオ

Cardall S, Krupat E, Ulrich M
Live lecture versus video-recorded lecture: are students voting with their feet?
Acad Med. 2008 Dec;83(12):1174-8
Harvardの1年生と2年生に対し、通常の講義に出席するのと録画したビデオを見るのとを選択させた。講義に参加した者も後からビデオを見る際、ビデオ聴講のみの者と同様にビデオを見るときに早送りした者がほとんどで、早送りした方が理解が早いと答えた。

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医学生を対象としたPBLテュートリアル教育前に行うTBL

Abdelkhalek, N., A. Hussein, et al. (2010). “Using team-based learning to prepare medical students for future problem-based learning.” Med Teach 32(2): 123-9.
PBLテュートリアルを有意義に行うためには、学習者が学習プロセスを学び問題解決能力を身に付ける必要がある。PBLテュートリアルの準備教育としてTBLを利用した。

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女性内科医とその上司に聞くパートタイム就労

Harrison RA, Gregg JL.
A time for change: an exploration of attitudes toward part-time work in academia among women internists and their division chiefs.
Acad Med. 2009 Jan;84(1):80-6
パートタイム就労はアカデミックな仕事から離れてしまうきっかけとなりやすい。女性内科医やその上司に、パートタイム勤務についてインタビューを行い、それぞれのメリット・デメリットを挙げてもらい、解析した。パートタイム就労の捉え方は、単に時間を短くすると言う方法と、異なる働き方をすると言う視点がある。そのような就労法を選択するには自己および他者からの評価が重要で、他者との協力も必要である。

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病理学におけるTBL学習の有用性

Koles P, Nelson S, Stolfi A, Parmelee D, Destephen D.
Active learning in a Year 2 pathology curriculum.
Med Educ. 2005 Oct;39(10):1045-55.
ライトステート大学2年生83名に対し、病理学の8コマを、従来の問題基盤型小グループディスカッションで学ばせるか、チーム基盤型学習(TBL)で学ばせた。病理学の期末試験の成績は両群間で差は無く、両学習法ともに活発に学習させるのに有効であったが、成績の悪い学生群ではTBLの方が有用であった。

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PBL学習効果の心理学的な根拠

Norman GR, Schmidt HG
The psychological basis of problem-based learning: a review of the evidence.
Acad Med. 1992 Sep;67(9):557-65.
PBLの心理学的な根拠について研究報告のレビュー。PBL学習では学習者は学習意欲が高く、自ら学び、情報収集力や問題解決力に優れ、臨床問題と基礎医学知識の統合を試みると言う報告が多い。

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McMasterの哲学 -医学教育への取り組み

Neufeld VR, Barrows HS
The “McMaster Philosophy”: an approach to medical education.
J Med Educ. 1974 Nov;49(11):1040-50.
生涯使える学習方法としてのPBLテュートリアルの目標、理論、また問題発見解決の過程、グループでの協同作業や自己評価などの実践についての基本。

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臨床教育の教員養成におけるマイクロティーチング

Gelula MH, Yudkowsky R.
Using standardised students in faculty development workshops to improve clinical teaching skills.
Med Educ. 2003 Jul;37(7):621-9.
イリノイ大学で2000年から2001年の間に、教員養成プログラムの中で36人の臨床系教員にマイクロティーチングを行った。学生役の前で模擬講義を行い、それを録画して教員役が振り返りに使うとともに、学生役の同僚が評価を行うことを繰り返した。この簡便で危険性の低い方法で、多くの参加者は有効な教育技能を習得した。

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シミュレータの使用と研修医の外傷対応能力

Marshall RL, Smith JS, Gorman PJ, Krummel TM, Haluck RS, Cooney RN.
Use of a human patient simulator in the development of resident trauma management skills.
J Trauma. 2001 Jul;51(1):17-21.

高機能型のシミュレータを使用した外傷シナリオトレーニングを行い、外科系の研修医のスキルおよび自己肯定観を評価している。その結果、研修医のマネージメント能力の向上と自己肯定観の高まりが認められた。

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