学習者の行動が適切に測定されるように、妥当な試験が行われなければならない。認知領域(知識)の評価では論述試験や口頭試験が妥当性が高いとされるが、信頼性においては客観試験が優れている。精神運動領域(技能)と情意領域(態度・マナー)の評価ではシミュレーションテストや実地試験が行われ、観察記録が測定資料となる。これらの評価の際に評定尺度やチェックリストによる評価シートを使用すると信頼性、客観性の保持に役立つ。客観的臨床能力試験objective structured clinical examination (OSCE) は技能や態度・マナーのテストとして普及してきた。