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 試験がMCQによって構成されているときに,合否判定基準を設定するための方法の1つで,Nedelskyによって発表された.
 例えば,ある問題に5つの選択肢a,b,c,d,eがあり,aが正答だったとする.数名の試験領域の専門家・教員が,合否判定基準上の学生(合格にするか不合格にするか迷う程度の学生)が各選択肢を以下の3つのいずれかに分類する.

Nedelsky変法による選択肢の分類
スコア 説明
2 正答の選択肢
1 誤って選んでも無理はないという選択肢
0 誤って選ぶことは許されない選択肢


選択肢bとcをスコア0,選択肢dとeをスコア1とした場合,2/(2+0+0+1+1)=0.5 がMPI(minimal passing index:最低合格指数)となる.また,ある試験にMCQが多数含まれている場合,それらのMPIを平均化したものをMPL(minimal passing level:最低合格水準)と呼び,これが合否判定の規準(criteria)として設定される.